「無人島で1カ月サバイバル生活をした」と言うと…
「どうだった?」「何か変わった?」「何が大変だった?」と興味を持ってもらえることが多いです。
この記事では、無人島で1カ月生活するってどういうことなのか、体験を元にお伝えしていければと思います。
過去に無人島プロジェクトのHPで書いたものがあるのですが、このページではよりわかりやすくまとめています。
Contents
1. 前人未踏の無人島1カ月サバイバル生活から生還

多くのyoutuberが数日の無人島生活にチャレンジする中、私は無人島で1カ月サバイバル生活をすることを決めて生還しました。
現在、”無人島”で検索すると1~3位に私が出てきます。笑
本当に過酷でした… まずは、無人島で私が設定したルールや無人島に行った理由をお伝えしていきます。
1-1. 無人島1カ月サバイバル生活のルール
無人島で1カ月サバイバル生活のルール… 持ち物は下記の3つだけで、食料も水も一切なしです。
- ナイフ
- テント
- マッチ
テレビでやっているような”よいこの無人島生活”などでは、モリでバシバシ魚をとっているようなシーンがありますが…
私は小学生から父に教えられたので、モリがあると十分に生活できてしまうので、より過酷な体験にするために、モリは無しにしました。
その結果、ほとんど大したものは食べることができず、12kg痩せて命もギリギリの生活でした。ww
1-2. 無人島生活は夢だった

小学校の卒業アルバムに、夢を書くページがあり、みんなは「お花屋さんになる」「野球選手になる」と書いていましたよね。
私は、「無人島で1カ月暮らす」と書いていたのですw 夢を叶えたわけです。
実は、無人島まで神戸新聞の記者の方がいらっしゃって取材をしていただきました。

2. 無人島で1カ月サバイバル生活をした3つの理由
大学生の頃から起業したかったのですが、会う社長に「自分で事業したかったら少しでも速い方がいいよ」と言われ、間に受けて1年で辞めてしまいました。
何も考えず辞めてしまったので、全くうまくいかず、貯金を使い果たし、心を病んで、3カ月くらい引きこもってしまいました。
正直、そんな生活を心機一転するための無人島1カ月生活でした。
私が無人島1カ月生活をやろうと思った理由をまとめると
- 生きる意味を探すため
- 夢だったから
- 究極に過酷な状態で自分の精神や行動はどうなるのか知るため
心が病むと生きる意味を探しだすんですね。笑
あと、過酷な状態で自分がどうなるのか?という探求心です。自分で人体実験をしてみたわけですねww
3. 無人島1カ月サバイバル生活の過酷ポイント4選
無人島1カ月サバイバル生活を面白いなと感じるポイントって、やはり、「こんなことするの〜!?」っていう過酷な内容ですよね?w
無人島1カ月サバイバル生活をやってみた中で、過酷だったポイントを3つお伝えできればと思います。
- 水がなくなった
- 少し歩くとフラフラで動けなくなった
- 死んで流れてきたイカとか鳥を食べ出す
- 寒い
① 水がなくなった

水を持っていかなかったので、上記の写真のように雨水を貯めて、飲んだり湿っている岸壁の水をかき集めて飲んでいました。
少し土や葉っぱのような味はするのですが、冷たくて全然おいしいです。笑
しかし!!後半で水が枯れてしまったので困りました。どうしたかと言うと…
無人島にはジュースのペットボトルやお茶がたくさん漂流しているので、かき集めて少しずつ飲むようになりました。
お茶やアクエリアスは腐っているものが多いのですが、炭酸系のジュースは結構大丈夫なんです。(相当な防腐剤が入っているのでしょうね。笑)
② 少し歩くとフラフラで動けなくなった

無人島では家を作りたかったので、(実際に作りました↑)毎朝2時間くらいをかけて作業をしていました。
しかし、ほとんど食べてないので、1~2時間程度動くとフラフラで動けなくなります。
なので、1時間くらい寝て体力を回復してからまた動くというような状態でした。
③ 死んで流れてきたイカとか鳥を食べ出す

無人島で生活していると、死んだ鳥とか、イカなど様々なものが漂流してきます。
食べてない私にはごちそうに見えるので、食べてみるわけです。当然腐っているので、食べられないんですけどね。w
鳥はダメでしたが、イカは食べらました!
④ 寒い
私が無人島に住んでいたのは5月で昼間は暑いくらいの気温です。
しかし、ほとんど食べていない私は体温が下がっているので、とにかく寒いのです。
夜はテントの中で、落ちているビニールや米俵のようなものに包まって寝ても、とにかく寒くて、5回は目が覚めてしまうような夜を過ごしていました。
4. 本当に過酷な生活では知識は役に立たない!
数日間無人島に行くyoutuberの人は多いですが、ほとんど物を持たないで30日間生活するって本当に過酷です。
上記の写真のように、海水から実際に水を作ってみました。
しかし、実際にはほとんど使えませんでした。理由は2つです。
- 生成できる水の量が少なすぎる
- 燃料を使いすぎる
今回、蒸留器を作ってみましたが、実際にはおちょこ一杯分くらいでした。
しかし、燃料を使いすぎるので、使えないなと思いました。
使える道具も限られているし、資源も限られている中で…
5. 無人島で1カ月生活した結果どうなった?
無人島で1ヶ月住んだ結果、12kg痩せました。1カ月で12kg痩せるって結構ヤバイです。
私は脂肪を蓄えていたから大丈夫でしたが、細い人なら死んでいるかもしれませんね。(脂肪ありがとう!笑)
その後、私は順調に毎月1~2kgずつ増えていきました。

最終的に2年後には20kg体重が増えました!笑
お腹が苦しくて、立ったまま靴紐を結べないほどになり、そこから必死にダイエット!!!!
現在(2019年8月時点)は78kgまで体重が落ちました!どんだけ体重変化するんだよ…って感じですよね。
6. 無人島サバイバル生活後変わったこと3選
私が無人島1ヶ月住んでいたことを伝えると、だいたい質問されるのが…「無人島生活で何が変わりました?」的なことです。
その質問には、「12kg痩せて20kgリバウンドした」と答えるようにしてます。笑
おそらく、何かすごいことのように感じられて、上記のような質問をされているのだと思いますが、実際には、1ヶ月間何も食ないホームレス生活をしていたというだけなんです。笑
でもせっかくなので、今回は無人島生活で変わったことをお伝えします!それは下記の3つです。(※体重以外で)
- 考え方や生き方が変わった
- 欲が減った
- 人目を気にしなくなった
① 考え方や生き方が変わった
無人島ではほとんど何も食べられなかったので、毎日が極限状態なわけです。そんな中で考え方はよりシンプルになっていきます。
例えば巷では、下記のようなニュアンスのことがよく言われるが…
- 失敗して死ぬわけじゃない…
- 例えお金がなくなっても死ぬわけじゃい…
- 生きてる時間は全て自分のものだから、自分のために生きれば良い
このような言葉の意味が体験的に理解できたことによって、考え方や生き方に変化が現れ、行動として現れるようになったと感じています。
もともとの性格に加えて、さらに行動派になったように思いますね。
② 欲が減った
生還後しばらくは、食欲が果てしなかったのですが、性欲や物欲などの欲が激減しました。
社会では、他人の価値観や資本主義的な考え方に影響を受け、うらやましい!◯◯が欲しい!というような欲が出ることってありませんか?そういったことはほとんどなくなりました。
もちろん、影響を受けてしまうことはゼロではありませんが、自分の内側にある本当の欲求に気づけるようになった気がします。
③ 人目を気にしなくなった
無人島には誰もいませんので、人目はありません。
そこいらでお尻を丸出しにして、用を足していても構まわない!わけです。
社会に戻ってからは、誰に見られてるとか、他人の評価とか、どうでも良くなったように感じます。
まとめると→”おがっち”は動物になった
これまでの変化をまとめると、私はただの動物になったんです。w
自然の中で生きている、ライオン、鹿や猿、など動物たちは次の食事と、身の安全と、子孫を残すことしか考えてないはずです。
それ以外も考えてたらごめんなさい。w
でもそれが自由で、ラクで、自分らしく生きる方法なのではないかと感じています。
7. 「無人島生活したい」人はどうしたらいいの?
このページを見ていただいている方は、「少しは無人島に行ってみたい!」という思いがありませんか?
私は、6年間無人島に行き続けていますので、無人島で生活したい人はどうすれば良いのか?方法について紹介したいと思います。
- いつでも行ける無人島2選…(初心者向け)
- 二泊三日で行ける無人島体験ツアー…(中級者向け)
① いつでも行ける無人島2選
実はいつでも行ける無人島があります。(※厳密に言うと冬は行けなかったりもしますが… )
- 猿島…関東(東京)
- 地ノ島…関西(和歌山)
猿島…関東(東京)
引用:猿島
猿島は東京湾にある無人島で、神奈川県横須賀市にあります。
もともとは要塞として使われていた島で、兵舎、砲台、長いトンネルなどが残っていて、遺跡に行っているような気分を味わえます。
東京駅から電車で約1時間、京急線横須賀中央駅で下車します。猿島とを結ぶ定期船の発着所「三笠桟橋」から10分ほどで島に着きます。
猿島情報はこちら→https://www.tryangle-web.com/sarushima/about.html
地ノ島…関西(和歌山)
引用:地ノ島
地ノ島とは和歌山県の有田市の無人島です。(JR紀勢本線「初島駅」)
砂浜も広く、海の透明度も高く、気軽に行ける無人島としておすすめです。
初島駅の徒歩5分以内の港から、1日に何本も定期船が出ています。
天王寺から電車で約2時間、車だと1時間弱くらいですので、関西の人は行きやすいですね!
地ノ島情報はこちら→https://jinoshima.mujinto.jp/fun/
② 二泊三日の無人島体験ツアー
引用:無人島プロジェクト
無人島プロジェクトという事業者があり、二泊三日の無人島体験ツアーを提供しています。
無人島関係の事業をしている事業者の中で、比較的長く運営していて、とても満足度が高いです。
先ほどご紹介した地ノ島や、猿島は泊まることはできないので、がっつり無人島を味わいたい人にはおすすめです。
ただし、参加者の年齢層は10~40代が多いようで、コンセプトなどもしっかりと出来上がっているツアーなので、ページをしっかり見て自分に合うかどうかは判断した方が良いと思います。!
無人島2泊3日の体験ツアーはこちら→https://mujinto.jp/basic/
ちなみに、私おがっちは初期メンで、今は運営には携わっていませんが、年に1~3回はインストラクターとしていますw
8. さいごに
無人島での1カ月サバイバル生活について、お伝えしてきましたが、いかがでしたか?
結論…無人島は本当に過酷なので、細い人は1カ月の生活はおすすめしません。笑
ただ、無人島は普段の生活の中で忘れてしまっている大事なことを思い出させてくれるとても魅力的な場所です。
無人島に行ったことがないぜひ、行ってみてください!